セルフコンパッションという概念

メンタル・イデア・ラボの本城ハルです。

セルフコンパッションという言葉をご存知ですか?

元々は仏教の概念なのですが、セルフコンパッションとは

自分を思いやり慈しむ気持ち

のことで、自分の至らなさや短所、失敗すべてをひっくるめて自分自身を受け入れる、ということです。ここで間違ってはいけないのが、“自分を甘やかす”ことではない、ということです。

自己肯定感とも通ずるものがありますね。

自分に対しては『出来たこと/上手くいったこと』よりも『出来なかった/上手くいかなかった/失敗した』ことに意識が向きやすいものです。

「あの時ああ言っとけば」「あんなこと言わなければ」「先に〇〇しておけば」などと毎夜ウダウダ一人反省会をしている人は案外いるのではないでしょうか。管理職の人は思い当たる人が多いかもしれません。もちろん、失敗したことを振り返り、反省することは次に活かすための大切なステップです。

では、どのようにセルフコンパッションに取り組めばいいのでしょうか。取り組むとは書きましたが難しいことではありません。

失敗をした自分に対し、自分を親友や大切なパートナーと置き換えて声をかけてあげてください。

あなたが仕事で失敗をし、取引先に迷惑をかけ上司にこっぴどく叱られたとしましょう。

きっと「わかっちゃいたんだよな、失敗するかもって。あー、自分はやっぱり詰めが甘くてダメだ・・・もうあの取引先は絶対に自分を許してくれないだろうし、上司の信頼も失くしたかも」と落ち込み自信を無くします。

失敗した自分をそっくり親友や大切なパートナーに置き換えた時、思わず弱音を吐いた彼らにあなたは何と声をかけますか?

間違っても自分の時のように、「何やっても大体詰めが甘いよな、もうその取引先はダメだ。上司も君を信用しないだろう」なんてトドメを刺すようなことを言いますか?(笑)もし言ってしまう人がいたら、それはかなりの意地悪か、思いやる気持ちが足りない共感力ゼロの残念な人だと思います。

頑張ったことに対し労わりの言葉をかけ、絶対に次があるから今は落ち込んでも気持ちを切り替えて頑張ってほしい、チャンスはまだあるよ・・・というような言葉をかけませんか?

そう、大切な人が傷ついたり失敗してネガティブになり落ち込んでいる、そう考えて自分に労わりの言葉をかけてあげること。とてもわかりやすくすぐに実践できる簡単なセルフコンパッションです。

セルフコンパッションワークに取り掛かる前には4つのステップがあります。

●自分が何に対し傷ついたり辛くなっているのか、ありのままを気づくこと。

●その時にいろんな言葉が浮かぶと思います。
自分の言葉<ムカつく/孤独だ/悲しい/イライラする/心配/不安など>をそのまま受け入れます。「自分は不安に押し潰されそうでイライラしてるんだな」などと、今自分がどう思っているのか、感じているのかを認識します。

●“人であれば誰もが持つ共通性”に意識を向けます。
仕事の失敗、他者からの傷つくような言動。
どうしても「誰もわかってくれない」「自分だけが苦しい」と考えてしまいがちですが、仕事の失敗は誰にでもある、自分は苦しいけど同じように傷ついて辛い人もいるよな、です。ここで「自分のほうが辛い」という上下優劣をつけるのはいけません。向ける意識は「自分以外にも苦しい人はいるよな」です。

●最後に自分に対し前記したように(親友や大切なパートナーに声をかけるように)優しく声をかけていきながら、「今回失敗してしまったけど、丁寧な仕事ぶりを評価されてきたよな」と自分のプラス面を思い浮かべてください。

もう一人の自分があなたを労わり慈しみ見守ってくれていることで、ネガティブな自分のことも受け入れながら受けた傷や苦しさを癒していきます。

セルフコンパッションは瞑想がないだけで内容がマインドフルネスによく似ていますし、ステップも似ています。マインドフルネスもセルフコンパッションも【今ここ】に気づき意識を向けることの大切さを教えてくれるものだからです。

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