“注意”をADHD(ADD)の特性から考える

一応緊急事態宣言は解除されましたね。まだまだ油断はできない状況に変わりはない中で、急に暑くなり、それでもマスクを外すことはできず、今度は熱中症にも注意しなければいけなくなりそうです。

お元気ですか?メンタル・イデア・ラボの本城ハルです。

さて今回は、生活していく上でいろいろな場面で必要となる能力、【注意】について、その種類や役割を、また、学校生活や家庭、社会生活でも困り感が出やすいADHD(ADD)の特徴と照らし合わせながら見ていきたいと思います。

軽くADHDのおさらいと、【注意】の種類やどのような場面でそれらの能力が使われるのかについて説明します。

ADHDは大きく3つのタイプに分けられます。

  • 多動/衝動性優勢
  • 不注意優勢
  • 上記を併せ持つ混合型

です。それぞれどのような特徴があるのかは発達障害のコラムを参照してください。

次に【注意】の種類や機能についてお話します。前回“分割的注意”とは?でお話しましたが、他にも幾つかの【注意】があります。

集中的注意(持続性注意)

選択的注意

分割的注意(分配性注意)

転換的注意

被る部分もありますが、例を挙げながらそれぞれの【注意】を説明します。

集中的注意(持続性注意): 一つのことに集中力を持続する機能(読書、テスト、書類をまとめる、作文を書く、授業を受ける、何かの作業をする、など)。

選択的注意:選択的注意には、今の自分にとって重要な情報を集める、不要な情報を遮断する、という二つの機能があります。 いろいろな情報から、自分に必要な情報を選択し集中する(ラジオを聴きながら勉強or仕事、散歩しながら献立を考える、など)。

分割的注意(分配性注意): 同時に一つ以上の情報に注意を向けながら行動する(複数で会話する、電話しながらメモを取る、運転しながら話をする、など)。

転換的注意: 一つのことに集中している時に、別のことに気付いて注意を切り替える(テレビを見ていて電話が鳴ったらすぐに話ができても気付かない、テレビを見ていて電話に気付かない、など)。

1日にどのような【注意】機能を使っているのか例を挙げ、見ていきましょう。あえて書き出すと、呼吸のように無意識且つ連続的に使っていることがわかります。

<設定>:週末。自宅に要介護の家族がおり、ヘルパーさんが訪問中なので、その間に近くのスーパーへ買い物に行った。

買い物帰りに友人に声をかけられました。週末で人も多く騒がしい街中、そんな場所で友人の声(話)に注意を向けます。← 選択的注意

久しぶりの友人との楽しい会話に注意を向け続けます。← 集中的注意(持続性注意)

会話を楽しんでいるとヘルパーさんから電話がかかってきたので、一旦話を止め、ヘルパーさんと話します。← 転換的注意

電話を切り、またすぐに友人と歩きながら話を続けます。← 転換的注意

道幅が狭い場所に差し掛かり、話をしながら後ろから来る自転車や車も意識します。← 分割的注意

何となくイメージできたでしょうか。

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